
鬼無里峠向 竣工令和2年6月
発注者
長野市
工事内容
長野市鬼無里(きなさ)地域は、戸隠・白馬方面と長野市街地を結ぶ山あいの交通路として、古くから人や物の往来を支えてきた地域です。裾花川沿いの道は「鬼無里街道」として整備が進み、現在の国道406号にも引き継がれています。
また、白馬・小谷方面などから善光寺や戸隠神社へ向かう参詣道(古道)としても重要な役割を担ってきた歴史があります。
一方で、鬼無里周辺は急峻な地形が多く、渓流からの土砂移動が起こりやすい地域でもあります。こうした山地特性を踏まえ、峠向地区では、豪雨時に土砂や流木が一気に流下し、下流の道路や生活圏に影響が及ぶリスクを低減することが重要な課題となります。
本工事(鬼無里・峠向地区 砂防ダム建設工事)は、渓流から流下する土砂を受け止め、流れの勢いを調節することで、土石流・土砂流出による被害の防止・軽減を図ることを目的として実施し、令和2年6月頃に竣工しました。砂防堰堤は、土砂の流出を抑えるだけでなく、河床勾配を緩和して流速を落とし、渓岸の侵食や崩壊を抑えるなど、流域の安全度を高める機能を持ちます。
本工事の完了により、出水時の土砂移動に対する備えが強化され、下流域の安全確保と地域インフラの保全に寄与する施工となりました。




