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長野県長野建設事務所発注 令和2年度防災安全交付金工事 (主)丸子信州新線 長野市 大岡2工区 令和5年1月竣工

発注者 長野県長野建設事務所
工事内容 道路築造工 L=75.6m (現場打杭 N=228本・軽量盛土 V=543m3)

丸子信州新線は、長野市西部の山間地域と市街地、さらには東信方面を結ぶ重要な路線であり、長野市大岡地区に暮らす人々にとっては、通勤・通学、通院、物流を支える欠かせない生活道路です。山あいに集落が点在する大岡地域では、道路は単なる移動手段ではなく、地域の暮らしと社会を外へとつなぐ「命綱」としての役割を担ってきました。

大岡地区は450mから900mと標高が高く、急峻な地形や軟弱な地盤が多いことに加え、冬期の積雪や豪雨時の地盤不安定など、道路整備において多くの課題を抱える地域です。特に山腹斜面に沿って築かれた道路では、地盤沈下や路面変状、災害時の通行支障が発生するおそれがあり、安定した道路構造の確保が長年の課題となっていました。本工事は、こうした地域特性と防災上の課題を踏まえ、安全で信頼性の高い道路を整備することを目的として実施されたものです。

工事では、道路築造工として延長75.6mの区間において、現場打杭工(228本)と軽量盛土工(543㎥)を組み合わせた構造を採用しました。現場打杭は、地中深くまで杭を打設することで軟弱地盤を補強し、道路全体をしっかりと支える役割を果たします。また、軽量盛土は通常の土砂に比べて荷重を抑えることができ、地盤への負担を軽減しながら道路を築造できる工法です。これらの工法を組み合わせることで、地盤沈下や変形を抑制し、長期にわたり安定した道路機能を確保しています。

この道路築造により、車両の走行安定性が向上し、日常の通行はもちろん、冬期や降雨時においても安心して利用できる道路環境が整いました。災害時には、緊急車両や支援物資の輸送路としての役割も期待され、地域の防災力向上にも大きく寄与します。見えない部分である地盤対策にしっかりと手を入れることで、「何も起きない状態」を守り続けることができる点に、この工事の大きな価値があります。

本工事は、地域の暮らしを足元から支え、将来にわたって安全・安心な移動を可能にするための重要な基盤整備です。大岡地区に暮らす人々の生活と地域社会を支える、防災・減災の視点に立った意義深い施工実績となりました。

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