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長野市発注 令和5年9月竣工 国庫災 山秋栃久保線(高出)災害復旧工事 長野市 信州新町越道

発注者 長野市
工事内容 復旧延長 L=20m W=4.7~5.4m モルタル吹付工A=197m2 落石防護栅工L=10m 支柱基礎工V=11m3

長野市信州新町越道(こえどう)地区は人口30人ほどの小さな集落で、山秋(やまあき)や栃久保などの集落が点在します。道路は山あいを縫う狭小・急カーブが連続する区間で、特に高齢者の生活道路となっています。このため過去にも崩土や落石被害が懸念されてきました。
今回の災害復旧工事では、崩落した斜面に対し以下の工法を組み合わせて施工し、安全な道路機能を回復させています。

モルタル吹付工:崩落面や風化が進む岩盤にコンクリート系モルタルを高圧吹付し、表面を硬化・保護します。モルタル層は雨水や風雨から岩盤を覆い、風化・崩壊の進行を抑制します。また表面を平滑化することで小規模な落石を未然に防ぎ、万一落石してもモルタル層が受け止める効果があります。これにより斜面の安定性が高まり、道路の安全性が向上しています。
落石防護柵工:斜面下部に高強度ワイヤーネットやロープを張る防護柵を設置し、落下する石塊を捕捉・吸収します。近年の高エネルギー吸収型防護柵では、高強度・高靭性のネットを支柱で張り、落石時の衝撃エネルギーを大きく吸収する構造としています。ネットのたわみや支柱構造で力を分散・低減し、谷側に向け屈曲させて落石が抜け落ちないよう補強します。この工法により、地震や豪雨時の落石による交通障害を未然に防ぎます。
支柱基礎工:防護柵の鋼管支柱を地中にしっかり固定するため、コンクリート基礎を設けます。図中に示す通り、支柱は地中の基礎コンクリートに確実に埋設され、強風や石の衝突にも耐える耐震性・耐候性を確保します。十分な体積の基礎を打設することで、支柱の傾きや抜け落ちを防ぎます。

これらの工事により、崩落した斜面が安定化して通行機能が回復し、住民は安全・安心して道路を利用できるようになりました。たとえば、同路線の類似工事では「高齢の方が多く利用する道路」として、完成後に地元住民と確認しながら安全な線形に修正する配慮がなされました。今回の工事でも同様に地域特性に配慮し、災害防止と交通維持を両立する施策が実施されています。

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