
長野市 鹿島地区雨水貯留池築造工事 長野市信州新町

| 工事箇所 | 長野市信州新町新町(町民グランド排水機場横) |
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| 工期 | 令和7年3月3日~令和8年2月13日 |
長野市信州新町新町は、犀川沿いに市街地や住宅地、公共施設が集まる地域で、信州新町の暮らしの中心を担うエリアです。犀川と周辺の沢水に囲まれた地形のため、水の恵みを受ける一方で、雨が集中した際には内水による浸水リスクにも向き合う必要があります。
実際に、長野市が公表している排水機場一覧では、町民グランド排水機場が「信州新町新町・犀川左岸・荒沢/鹿島沢」を対象とする施設として位置づけられており、この一帯が排水対策上の重要箇所です。
近年は、短時間強雨や台風による降雨の激甚化により、河川の氾濫だけでなく、排水が追いつかず市街地に水がたまる「内水被害」への備えがますます重要になっています。長野市の災害復興計画でも、再度災害の防止に向けて排水路や雨水調整池、排水機場の整備を進める方針が示されており、雨水を一時的にためて流出を抑える施設整備は、地域の安全を守るうえで欠かせない対策とされています。
今回の工事は、こうした地域課題に対応するため、町民グランド排水機場の隣接地に雨水貯留池を築造し、降雨時の流出を一時的に受け止める機能を整えるものです。工事内容は、調整池整備工として底版工A=500㎡、代表高さH=1.52mを施工し、雨水を安全にためるための基礎構造を築きました。雨水貯留池は、短時間に集まる大量の雨水をいったん受け止め、排水機場や排水路への負担を和らげながら段階的に排出することで、周辺地域の浸水リスクを低減する役割を果たします。
このような工事は、完成後に大きく目立つ施設ではありません。しかし、豪雨時に水を受け止める「見えない備え」があることで、住宅地や生活道路、地域の活動拠点を守ることができます。鹿島地区雨水貯留池の整備は、信州新町新町の生活基盤を支え、安心して暮らし続けられる地域環境づくりにつながる重要な施工実績です。普段は意識されにくい場所だからこそ、確かな施工によって地域の安全を足元から支える価値の大きい工事となりました。




