
令和7年度 県単河川改修工事 長野県長野建設事務所

| 工事箇所 | 長野市信州新町新町 犀川・平三水橋下流 |
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| 工期 | 令和7年10月4日~令和8年6月1日 |
長野市信州新町を流れる犀川は、地域の豊かな自然や暮らしを支える一方、降雨や上流からの流入によって水量や流速が大きく変化する河川です。特に平三水橋下流は、水の流れが河床や護岸に強く作用する箇所であり、出水時の洗掘や河床低下を抑えるため、継続的な河川整備が求められていました。
本工事は、平三水橋下流の河床に重量のあるコンクリート製の護床ブロックを設置し、流水による河床の洗掘を防ぐとともに、河川構造物や周辺護岸の安定性を高めることを目的として実施しました。
護床工とは、河川の底部をコンクリートブロックなどで保護し、速い流れによって川底の土砂が削り取られることを防ぐ工事です。河床の深掘れや土砂の流出が進むと、護岸や橋梁周辺の構造物にも影響が及ぶ可能性があるため、河川全体の安全性を維持するうえで重要な役割を担います。
今回の施工では、1個当たり約5tの護床ブロック245個と、約8tの護床ブロック36個、合計281個を河床へ設置しました。施工箇所の流れや河床の状況、設計上求められる安定性に応じて異なる重量のブロックを配置し、流水に対して安定した河床保護構造を形成しました。
大型の護床ブロックは、クレーンなどの重機を使用して一つずつ所定の位置へ吊り込みました。水の流れや水位、河床の形状を確認しながら、設計された配置に沿って正確に据え付ける必要があり、重機操作と施工管理の連携が欠かせない工事でした。
また、河川内での施工は、天候や降雨、上流域の水位変化による影響を受けやすいため、河川情報を継続的に確認し、安全を最優先に作業を進めました。限られた施工条件の中でも、ブロックの位置や向き、高さを丁寧に確認し、確実な施工に努めました。
本工事によって、平三水橋下流における河床の洗掘が抑えられ、護岸や周辺の河川構造物の安定性向上につながりました。普段は水面下にあり見えにくい施工ですが、大雨や増水時にも河川の流れを安全に受け止め、地域の暮らしと環境を守るための重要な河川整備となりました。
これからも地域の河川特性と現場条件を的確に捉え、一つひとつの工程を確実に積み重ねながら、長野県内の安全・安心を支える社会基盤づくりに取り組んでまいります。




